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【実践編】VTuberの企業案件・営業ガイド|メディアキットの作り方と案件の受け方

活動を続けてファンが増えてくると、企業から「PRしてほしい」「コラボしたい」という声がかかるようになります。企業案件は単価が大きく、新しい層にも知られる好機。一方で、受け方を間違えると、積み上げた信頼を一度で失うリスクもあります。

この第14弾は、収益化ガイド(→ 第2弾)で触れた企業案件を、営業・受注の実務として深掘りします。案件の取り方、自己紹介資料(メディアキット)の作り方、料金の考え方、そして守るべきルールまで。「待つ」だけでなく「自分から動く」ための知識です。

対象:ある程度ファンがついてきて、案件を視野に入れ始めた人。まだ規模が小さいなら、まず伸ばし方(第5弾)を優先するのが近道です。


Part 1. 企業案件の種類

ひとくちに案件と言っても、内容はさまざまです。

案件によって、必要な準備も報酬も大きく変わります。


Part 2. 案件を得る2つのルート

ルート1:声がかかる(受け身)を増やす

多くの案件は「企業からの打診」で始まります。声がかかりやすくするには:

ルート2:自分から動く(能動)

待つだけでなく、自分から提案・応募することもできます。

受け身の土台を厚くしつつ、能動の窓口も開けておく——これが案件を増やす基本です。


Part 3. メディアキット(自己紹介資料)の作り方

メディアキットとは、企業に自分を紹介するための資料です。これがあると、打診時に「どんな人で、どんな実績があるか」が一目で伝わり、話がスムーズに進みます。

載せるべき項目

見せ方のコツ


Part 4. 料金の考え方

「いくらで受ければいいか」は、多くの人が悩むところです。

料金を左右する要素

大切な姿勢

自分の時間と影響力には、正当な価値があります。それを安売りしないことも、プロとしての姿勢です。


Part 5. 案件を受けるときの判断基準

すべての案件を受ければいい、わけではありません。

受けるか迷ったら

ファンの信頼は、何よりの資産。中身を伴わない宣伝や、ファンに合わない案件は、たとえ報酬が良くても長期的には損をします。断る勇気が、ブランドを守ります。

ステマは絶対にNG——「広告」は明示する

これは法律にも関わる重要事項です。日本では、広告であることを隠して宣伝するステルスマーケティング(ステマ)は規制対象です(景品表示法)。企業案件・PRは、「広告」「PR」「提供」であることを明確に表示する必要があります。

正直に「PRです」と伝えても、良い案件・良い紹介の仕方であればファンは離れません。むしろ誠実さが信頼を深めます。


Part 6. 契約・進行で確認すること

案件は「契約」です。曖昧なまま進めず、条件を確認しましょう。

これらを書面で確認し、不明点は受注前に質問する。気持ちよく仕事をするための、お互いの約束です。


Part 7. 案件を“次”につなげる

一度の案件で終わらせず、関係を育てましょう。


Part 8. 小さな規模でも案件は取れる

「自分なんてまだ規模が小さいから……」と諦める必要はありません。企業が見ているのは、登録者数だけではないからです。

だからこそ、規模が小さいうちからメディアキットで「強み」を言語化しておくことが効きます。「登録者は○人だが、××層に強く、コメント率が高い」——こうした“数字以外の価値”を伝えられる人は、小規模でも案件につながります。

そして実績は、小さな案件から積み上がります。最初の一件を誠実にこなすことが、次の大きな案件への道になります。


案件の進行フロー【打診〜納品〜請求】

初めての案件は、流れが分からず不安なもの。一般的な進行を知っておけば、落ち着いて対応できます。

  1. 打診・問い合わせ:企業から連絡が来る(またはこちらから提案)。まず内容・予算感をすり合わせる
  2. 条件のすり合わせ:報酬・成果物・納期・PR表記・二次利用などを確認(曖昧な点は質問)
  3. 契約・発注:条件を書面(メール・契約書)で確定。ここまでで合意を“形”にする
  4. 制作・配信:合意した内容で、PRを明示して実施
  5. 確認・修正:企業のチェックが入る場合は、合意した範囲で対応
  6. 納品・報告:成果物(配信URL・数値レポートなど)を提出
  7. 請求・入金:請求書を発行し、支払いを受ける

特に3の「条件を書面で確定」を飛ばさないこと。口頭やDMの曖昧な合意のまま進めると、後でトラブルになりがちです(お金まわりの基礎は → 法務(第18弾))。

受けてはいけない案件の見分け方

すべての案件が、受けるべき良い案件とは限りません。次のようなものは、慎重に・あるいは断る判断を。

「報酬が良いか」より「ファンに胸を張って勧められるか」。この基準を持っていれば、長期的に信頼を守れます。断ることは、逃げではなく、ブランドを守る経営判断です。

まとめ——案件は「信頼」を換金する仕事

企業案件は、あなたが積み上げた信頼と影響力を活かす機会です。

企業案件チェックリスト

信頼を大切にしながら、案件を活動の力に変えていきましょう。

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AttendMe 編集部
3,000名規模のVTuber契約管理を手がける株式会社AttendMeの編集チーム。現場の運用知見をもとに、なりたい人・活動する人に役立つ実践情報をお届けします。
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